中小企業の事業承継に自ら永久投資 ビジネスパートナーを求む 吉川明氏 (YamatoCapitalPartners株式会社 代表パートナー)

カテゴリー:起業家 2019.03.20

「事業承継問題」という社会課題があり、その解決が必要だとは知っていても、実際に動くことは容易なことではありません。この課題に取り組み、事業化を成功させている吉川明氏が登壇しました。

事業承継問題はブルーオーシャン

吉川氏は「事業承継問題はブルーオーシャン」と言い切ります。そして「中小企業の中には、経常利益率10%以上の優良企業が17万社ある。その中の5000社を自ら承継するのが当社のビジョン」と語りました。

吉川氏はまず、事業承継ができずに中小企業が倒産すると、その影響は中小だけでなく、大企業や社会にも及ぶと説明しました。初めに「今日1日で174社が廃業し、1506人が失業し、52億円がなくなっている」と中小企業の現状を提示。そして「中小企業の48%が大企業の下請けですから、大企業は技術も部品も失います。もし自社でやることになればコストが上がりますし、そもそも人手が足りません」と大企業への影響について説明しました。

さらに、中小企業が倒産し、大企業の利益も減ると、「国や自治体に法人税、所得税が入らなくなる。逆に、元社員が生活保護受給者となって費用が増大します。その結果、税不足からインフラ維持が出来ず、危険な社会になってしまいます」と、メンテナンスが行われずに崩落した橋や道路などの画像を提示しました。

ウィン・ウィンでは足りない、『シックス・ウィン』を求めていきたい

ここで吉川氏は、こうした大きな課題を“ビジネス機会”と捉えてはどうか、と提案しました。短期利益が見込めないなど、中小企業の承継は困難とされてきましたが、吉川氏は「20年かけて永久投資のビジネスモデルをつくった」と胸を張ります。そして会場に呼びかけました。

「このまま誰にも言わずに自分ファーストで50社やれば、莫大な利益が得られるだろう。が、それでは日本の未来は変わらない。親として、子供に危険な未来を残したくない。だから、5000社をビジョンに掲げて発表し、広く仲間を求めることにした」。

一つは案件を仲介するビジネスパートナー、もう一つは社長を務められる人材。「当社は、ウィン・ウィンでは足りないと考えている。仲間、取引先、債権者、国家、株主、未来の全てが潤う『シックス・ウィン』を求めていきたい」と締めくくりました。

YamatoCapitalPartners株式会社 代表パートナー 吉川明 

「日本のバークシャーハザウェイをつくり、よりよい世界をつくろう」
通常のPEファンドでは手掛けにくい小型案件、マイノリティポジションでのMBO投資、EXIT不要のエターナルエクイティの投資を手掛ける

https://www.yamatocapitalpartners.com/