【登壇者】「東大NETアカデミー」株式会社フィオレ・コネクション 代表取締役社長 松川來仁

カテゴリー:起業家 2018.12.19

遠隔双方向ライブ事業教育環境の地域格差の解消

問題視されている地域格差。教育分野でも過疎地域にいくほどに学びの場が減るという格差の問題がある。

当日は、松川氏により、ある動画を紹介いただいた。東京にいる東大生と日本最西端の与那国町を結んだ授業の様子である。

この「東大NETアカデミー」は、双方向性の存在が大きな特徴である。
通常のビデオ講義の授業とは異なり、テレビ会議システムなどのやりとりを通してコミュニケーションをしながら、生徒のモチベーションを保ちながら進めていく。

そして、東大生の講師を使って知の還元をしていくというのも特徴である。
これらの東大生講師に求めるものは、1番に愛嬌、そして2番にコミュニケーション能力という。そうした基準において、同社の講師採用は難関で、東大生でも五人に一人くらいしか採用していないとのこと。

そして、個別ではなく集団指導を行っているのにも理由がある。あえて学びの場として生徒を1か所に集めて切磋琢磨をさせているという。
ビデオでの授業は、モチベーション維持が非常に難しい、一方で、ライブにすることで心の通った授業をしていける。実際に生徒の様子をみて、声をかけたり、質問したりということも可能だからである。そうして、生徒のモチベーション維持にも心を配った仕組みになっている。

例えば、流行っていた大規模な有名海外大学のビデオ授業のサービスをみると、講座を実際に最後まで終わらせることができる人は5%くらいしかいないというデータがある。
ビデオの場合は、どんなに有名大学の授業であろうが、モチベーションを維持するのが困難である。

実際、こうした取り組みによって、地域格差の解消に成果は出ているという。つまり、同社の授業を提供している自治体で、もともとが全国平均を下回っていた状態から、全国平均を超える学力まで伸ばすことができた事例も生まれているという。教育環境が整っていない自治体は日本にはまだまだたくさんある。そうした中で、同社は、今後は多くの地域にサービスを拡大していく予定であるという。

東大生講師による双方向遠隔ライブ授業「東大NETアカデミー」の詳細はこちら