株式会社バスユニット 代表取締役 羽田 隆也

カテゴリー:起業家 2018.11.20

アートと経済の実験

アートと経済をもう少し近づけたいという想いからスタートした株式会社バスユニット。
代表の羽田氏は証券会社でIPO案件を担当、近年上場した印刷・広告のシェアリングプラットフォームのラクスルの創業期にも関わられていました。
一方で、そのほかのバスユニットのメンバーは、今までアートに携わってきた方で構成されています。

現状のアート業界をみると、例え芸大を卒業したとしても、その後活躍できる場が圧倒的に少ないという課題があります。

そんな中、同社は作品を作る場と作品と繋がる場、の両方を作ることを目指しています。

日本のアート市場は米国の10分の一以下

日本のアート市場についてみていきましょう。市場規模では、日本のアート市場は2400億円くらいです。
日本は世界の市場のうち3.6%程度しかありません。

一方、米国は2.8兆円と、日米でも市場規模は大きな差があります。さらに、中国もアートマーケットは伸びているといわれています。

ちなみにルーブル美術館の来訪者は年間1000万人を超えます。日本の美術館の展示数は、ルーブル美術館と同程度ですが、それほどの来場者にはなっていません。アートは、見られて、買われて、博物館に入るというサイクルで成り立っています、その中で大事な要素は「評論される」こと。

ところが日本ではこの「評論」が足りない状況です。そもそも目に触れる機会が少ないために、評論も少なくなっていく、といった課題があります。

すなわち、国内でアート市場が拡大していくにあたっては、以下のような課題があります。

・アーティストが作品を作る場所が無い
・アートが人と出会う場所が少ない

人とアートが触れ合う空間を作る

こうした課題を受けて、株式会社バスユニットの一つのキーワードは「空間」となっています。

すなわち、しっかりと人とアートが触れ合う空間を作るということ。

日本では、年間1500人くらいしかアートを買うという活動をしていません。

一方で、作家は作った絵は邪魔になるので、すぐに売れてほしい、引き取ってほしいと思っている場合も多い。
そこをtokuraというアーティストの作品を会社負担で買い取り、買い取った絵を会員に売っていく、そうしたサービスでこの課題を解決するとのこと。

その活動をしていく中で、オリジナルの絵を描いてくれという声が上がったり、若いアーティストにとって今までになかったビジネスが産まれてきたりもしているそうです。最近の若いアーティストたちの間では、自分たちで新しいビジネスモデルを作っていきたいとの風潮がうまれています。同社では、そのようなアーティストのコミュニティのような存在を作る動きもしているといいます。

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